サラリーマンしながら起業がおススメ!その理由を起業失敗した経験から解説します

この記事では、サラリーマンをやりながら起業するメリットを解説します。

著者は過去、起業に失敗し無収入に陥り、貯蓄もすぐに底を尽きました…。

そんな私が自分の反省も踏まえて解説しますので、もしいま起業を考えている方はこの記事がきっと参考になると思います!

目次

サラリーマンのまま起業するべき理由

倒産リスクを軽減できる

起業しても大半が失敗すると言われています。

実際に、起業した会社のうち10年後も生き残っている確率はたったの5%と言われています。

しかし会社員のまま起業すればもし失敗しても「収入源がゼロになる」ことはありません。

もし安全に起業してみたいのであれば会社員のまま起業することがおススメです。

副業で始めてしっかりと会社員の収入を超える、またはほぼ確実に超える、という段階になってから独立すれば良かったなと私もつくづく思います…。

起業する上で一番重要なのは売上!?

2021年版中小企業白書を見ると、2020年に倒産した会社の原因が調べられています。

そのうち販売不振が原因で倒産した会社は7,773件中5,729件(74%)です。

ほとんどが売上を出すことに苦戦し潰れてしまったのです。

したがって、会社員の内に顧客開拓をして売上の見込みを確実に作ってから起業した方が良いでしょう。

かくいう私もまったく売上が出せませんでした。会社員のときは営業をやっていましたし、表彰されたこともありましたので、まぁ自分が営業すれば売れるだろうくらいに思っていました。

しかし会社を出たとたんに「ただの普通の人」だという事実を叩きつけられました。会社の信用、看板があっての営業実績だったのです。

私一人の信用などこれっぽっちもないのです。

会社員のときに販売実績を積んでから独立した方がより安全だと思います!

2021年版「中小企業白書」

起業前に必要な資金

起業する上でもっとも苦労すると予測されるものが「資金」です。

日本政策金融公庫が2020年7月に実施した「2020年度新規開業実態調査」の中で、開業時に苦労した項目として、「資金繰り、資金調達」(55.0%)、「顧客・販路の開拓」(46.8%)を挙げる企業の割合が高くなっています。

資金調達方法は、「金融機関等からの借入」が平均825万円、「自己資金」が平均266万円で、調達額の平均は1,194万です。

1000万近く資金を調達しても、半分以上の企業が資金繰りに苦しんでいることになります。

当然、どのようなビジネスで起業するかによって必要な資金額は大きく異なりますが、会社員のときにしっかりと貯金をして備えることが重要です。自己資金の平均が266万ですが、年収1年分くらいは貯金があった方が良いと思います。

そうすれば1年間売り上げゼロでもとりあえず生活は維持できますし、もう無理そうだなと思ったら転職活動に切り替える余裕もできます。

2020年度新規開業実態調査

起業前に顧客を開拓する方法

また顧客・販路の開拓についても、私のように起業したけど全然お客さんが取れないなどならないように、起業前にしっかりと行うことが重要です。

まだ商品とかサービスが出来上がっていないのにどうやって営業するの!?という状態の方も多いと思いますが、たとえばあなた独自の商品・サービスが「出来上がったと仮定して」営業してみるのがおススメです。

  • 「いまこういう商品・サービスを作ろうとしていて、もし本当に出来上がったとしたらいくらで買いますか?」
  • こういった製品があれば〇〇さんの課題が解決されるのではないかと思うのですが、どうですか?」

など、マーケティングリサーチも兼ねて行ってみるといいと思います。

そこで反応が良い悪いなどで軌道修正しながら販路開拓をしてみてはいかがでしょうか。

サラリーマン時代に培った強みを活かす

2020年度新規開業実態調査によると、起業した人のなかでも、仕事の経験やスキルを活かした事業を行っている人が41.8%もいます。

資格や知識を活かした事業は21.9%で、半分以上の人が自分の知識・経験を活かした起業をしています。

会社組織の中で磨いた仕事のスキルや、取引先や仲間になる人脈など、会社員時代に得られるものはたくさんあります。

その中で起業に興味のある人たちで集まって色々とアイデアを出し合って刺激を得ることもできます。

楽天イーグルスの立ち上げやビズリーチを創業した起業家の南壮一郎氏も、「草ベンチャー」と称して平日夜や週末にファミレスに仲間と集まって面白い企業やビジネスモデルの情報交換をしながらアイデアを練っていたそうです。

このような活動も会社員をやりながらでも可能です。

コロナが中小企業に与えた影響

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響により多くの中小企業が打撃を受けています。2021年の中小企業白書によると、71.3%の企業がコロナの影響が継続しているとアンケートに回答しています。

影響が少ない業態もありますが、コロナ影響がどこまで続くか不透明な状況で会社を辞めて起業するのは得策ではないように思えます。

一方で、倒産件数は過去20年で最低水準になっており、反対に金融機関による中小企業向けの貸し出し残高がここ数年で大きく増加しています。いま中小企業は借り入れをすることで何とか事業を保っていることが伺えます。

借り入れは当然、利息が付いて返済しますので、中小企業にとっては苦しい時期が続きそうです。

起業する前にすべき行動とメリット

サラリーマンのまま起業すべき理由を解説しました!

次に、私の反省も踏まえてサラリーマンのまま起業する方法を書いてみました!

ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。

まずは「時間」を確保する

毎日仕事に追われていると、ストレスもたまるので良いアイデアが出てきません。仕事がどうしても終わらない、残業するのが当たり前、そんな職場で働かれている場合は、起業する前に転職も視野に入れた方が良いと思います。

会社員当時、私は朝7時出社の終電ギリギリまで仕事というのが常態化していました。仕事から帰ったら食事、入浴、寝る、そして朝6時に起きてすぐ出社するというサイクルがずっと続いていました。月の残業時間は100時間を余裕で超えていましたし、ほぼ毎月そのような状態でした。

土日は休みでしたが疲労がたまっていて家で寝ることが多かったです。また仕事のことが頭から離れず、寝言で商品プレゼンをしていたそうです(笑)。

起業を考える上で、色々な準備がありますが、忙しくて「考える時間」がないというのは致命的です。

先ほどビズリーチの南壮一郎氏が平日夜や土日にファミレスで仲間と集まって情報交換していたと紹介しましたが、残業が多い職場ですとそもそも平日夜には集まれないということになります。

常に忙しいと脳の集中力が鈍る

テクノロジーが発展した現代では様々なことが素早くできるようになりました。その一方でサラリーマンは多くの知識や仕事を素早く求められているように思います。

常に仕事でプレッシャーを感じていると起業のアイデアを考えたり仲間と会話したりしている最中でも仕事のことが気になってしまいます

それでは良いアイデアは出てこないですし、成功する確率は低いでしょう。

私は、ストレスで仕事を一刻も早く辞めたい、という状態にまで追い込まれていました。 その時に知人の紹介で知り合った人から起業の話を持ち掛けられ、たいして考えもせずその話に乗ったのです。いま冷静に考えれば、何で起業しようと思ったんだ?と思いますが、

当時の私は、一般的に言われるような、高い志を持った起業家!とかそういうのではなく、ただ単に忙しさから逃げたかったのです

そんな状態で成功することは不可能でしょう。

起業の前に転職も考えてみる

もしあなたが過去の私のような働き方でしたら、起業する前に部署異動の希望を出すことや転職も視野に入れたほうがおススメです。

私は、転職して営業ではなく事務職をしていました。残業もほとんどない職場でした。(※いまの時代それが普通なのかも知れませんが…)

平日も19時には帰宅して本を読んだり副業したり割と自由な時間を確保することができました。

時間に余裕が出来ると、脳もリラックスして色々なアイデアが浮かんできます。

転職すると人脈が増え視野が拡がる

転職して良かったなと思ったのは「時間」だけではありません。会社組織が違えば、考え方や事業の進め方、取引先、従業員、あらゆる部分で新しい出会いがあります。

自分はこう思うけどな…というのがその会社にとっては斬新な発想だったり、またその逆もあったりして、刺激を受けます。

ひとつの会社で同じ人とずーっと働くのも悪いことではありませんが、新しい人たちと働くことで起業のアイデアが出てくることもありますし、優秀な人がいたらその人を真似て自分にプラスにすることもあるでしょう。

仕事のスキルの幅が広がる

営業職をしているときは当然ですが一日の大半が人としゃべることでした。電話をしたりプレゼンをしたり、外回り中心なので社内の人に見積の用意をお願いしたりと、もともと人と話すのがそこまで得意ではなかったのですが、そのような生活を送ると自然とコミュニケーションスキルが身に付きます。

逆に事務的なスキルはほとんど身につかないです。ExcelやPowerPointなどのMicrosoftOfficeは正直ほとんど触れませんでした。(※それで良く事務職に就けたな!)

しかし不思議なものでそういうスキルが必要な環境に身を置くと少しずつ適応し始めるのです。

諸先輩方の見よう見まねで、いまはExcelもVBAで定型作業を自動化できますし、RPAやBIツールなども使い始めて少しずつ業務効率化ができるようになってきました。テクノロジーの時代ではバックオフィスの人もシステムエンジニアのようなスキルが必要になってきており、日々学習することでそれが自分にとって成長に繋がっているなと実感しています。

起業する前にこのような事務スキルがあれば多少は楽だったな、と思うこともあります。

このように、転職することで得られたことは多いのでぜひ起業する前に転職も視野にいれてみてください。いま事務職の方は、逆に営業職にチャレンジしてみるのもありかも知れません。

まとめ

  • 起業はサラリーマンをやりながらする
  • 仕事が忙しいと起業どころではない
  • 「時間」を確保できる環境に身を移す(異動や転職)
  • 転職はスキルアップ、人脈拡大、あらゆる面でメリットがある

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この記事を書いた人

プロ営業マン|10年以上培った営業ノウハウを公開 |BtoB営業全国1位→ブラック過ぎて退職→職転々→IT開発に再就職→営業力を活かし副収入450万達成|土日だけで月最高80万
fi LaboとはFinancial Independence Laboの略

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