ファイナンシャルプランナーが良く使う6つの係数についてまとめました。下記、読者の皆さんが自身で計算できるように、計算例と係数表を記載していますので、ぜひ参考にしてください!
Excelで係数表が欲しい方は下記からダウンロードできます!
ライフプランニング
2021年現在で8万6510人のひとが100歳を超えたと厚生労働省の集計で判明しました。
51年連続で過去最高を達成しているそうです!
自分が60歳で定年退職を迎えて、その後40年間も生きるとしたらどうでしょう。お金足りるかな?と不安になりますよね。
ファイナンシャルプランナーはクライアントの将来設計のために、6つの係数を使って計算を行います。これらを使ってシミュレーションしてみましょう!
終価係数
現在のお金を複利運用した場合の、一定期間後にいくらになるか?を計算するときに使う係数です。
例)100万円の元本を年利2%で運用したときに、5年後いくらになりますか?
下の終価係数表をみてください。年利2%の5年間なので、係数は1.1041です!なので答えは
A)100万×終価係数(1.1041)=1,104,100円
100万円を年利2%で5年間複利運用したら110.4万円になることが分かりました!
いま〇〇円で資産運用していて〇〇年後いくらになるのかな?とクライアントから質問されたらパパっと計算して答えられそうですね!
現価係数
一定期間後に一定金額に達するために必要な元本を求める係数
例)5年後に100万円を貯めたい場合、年利2%運用するとして、今いくら必要ですか?
同様に、係数表の年利2%の5年のところを見て…
A)100万円×現価係数(0.9057)=905,700円
90.5万の元本が必要だということが分かりますね!
クライアントに、10年後に〇〇円くらいの資産を作りたいんだが、いまいくらを何%で運用すればいいのかな?て聞かれたら使えそうな係数ですね!
年金終価係数
毎年一定額を積み立てた場合、一定期間後の元本と利息の合計を求める係数
例)年利2%複利運用で毎年10万円を5年間積み立てると、いくらになる?
A)10万円×年金終価係数(5.204)=520,400円
いま年利〇%で毎年〇万の積立投資信託していて、これ10年後いくらになるかな?てクライアントから聞かれたら使えそうですね!
減債基金係数
一定期間後に一定金額を用意するための、毎年の積立額を求める係数
例)5年後に100万円を貯めるために、年利2%で複利運用するとして毎年いくら積み立てればいい?
A)100万円×減債基金係数(0.1922)=192,200円
〇年後にいくら貯める!という目標が具体的なクライアントに対して使えそうですね!
資本回収係数
今ある金額を一定期間にわたって一定金額で取り崩す場合の毎年の受取額を求める係数
例)1000万を年利2%で複利運用しながら5年間で均等に取り崩した場合、毎年いくら受け取れるか?
A)1000万×資本回収係数(0.2122)=2,122,000円
退職金が〇〇円出てこれを資産運用しながら〇〇歳までに取り崩すとしたらいくら毎年受け取れるかな?とかクライアントに聞かれたら使えそうです!
年金現価係数
将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を求める係数
例)年利2%の複利運用し、毎年100万の年金を5年間受け取るためには元本がいくらあればいい?
A)100万×年金現価係数(4.7135)=4,713,500円
毎年いくらのお金を〇年受け取りたいけど、元本はどれくらい必要なの?とクライアントに聞かれたら使えそうな係数ですね!
6つの係数 特徴まとめ
将来の金額を求める係数
終価係数・・・このお金を運用したらいくらになりますか?
年金終価係数・・・「毎年積立して」運用したらいくらになりますか?
資本回収係数・・・運用しながら取り崩す場合、毎年いくら貰えますか?
現在の金額を求める係数
現価係数・・・この利率で運用してこの金額にしたい場合、お金はいくら必要ですか?
減債基金係数・・・〇年後にこれだけのお金を用意するには、毎年いくら積み立てればいいですか?
年金現価係数・・・毎年〇万の年金を〇年受け取るには、いくら元本が必要ですか?
まとめ
いかがでしたか?
ご自身のライフプランを立てるときにぜひ役に立てれば嬉しいです!
記事上に貼りましたが、Excelで係数表をダウンロードできるようにしていますので、
ぜひ活用してみてください!