脱サラしてフランチャイズで失敗する人の特徴

本記事は脱サラしてフランチャイズで失敗する人の特徴をまとめました。

私も独立していまは安定収入を得ていますが、最初の独立は大失敗でした。

独立してから会社以外の人脈が一気に増えて、その中で私のように失敗経験のある方もたくさん出会いました。その方々のお話も踏まえながら、私の体験談を交え反省しながら書いています。笑

偉そうなことは言えないものの、この記事を読めば、少なくとも私のようなドジは踏まないようになります。

では目次をどうぞ。

目次

脱サラしてフランチャイズで失敗する人【脱サラ前の間違い9選】

脱サラする「以前」から間違った行動・思考についてまとめてみました。

特徴①脱サラする目的が不明確

脱サラは金銭的にも大きなリスクを伴いますし、基本的には大変なことしかありません。

楽してお金を稼ぎたい、という人もいますがこの動機だけですと続けるのが難しいです。

目的を明確にすることで粘り強さや、モチベーション維持にも繋がりますので、ぜひ紙に書いて整理してみましょう。

会社員のままでいれば、嫌な上司がいたとしても、何の実績を出さなくても、我慢すればとりあえず給料は入ってきます。しかも社会保険料も半分、会社が負担してくれます。サラリーマンは我慢すればお得なのです。

その安定した給料や社会保険料などの特典を投げ捨てるんだ、という視点がなく私は会社を去りました…。いかに自分が無計画だったか思い知りました苦笑

起業する目的は人それぞれで、どんな目的だろうと構いません。

たとえ全然成功しなくても、お金がなくて苦しくても、その目的を達成するためなら続けられる

という志が自分の中にあるか、自問自答を繰り返しじっくり考えましょう。

また、志半ばで会社員に戻ったとしても何も恥ずかしいことではありません。 私も再就職しましたし、実際に、途中でサラリーマンに戻る起業家も多いです。チャレンジ精神を持ちつつ冷静に自己分析しましょう。

特徴②セルフマネジメントが出来ない

脱サラ独立すると全ての仕事を自分主体でこなさなければなりません。

遅刻も早退もないので、何時から仕事をしようが何時に帰ろうが全て自由です。

誰から監視されている訳でもないのでちょっと休憩しようとか余裕で出来てしまいます。

タスクを整理する。優先順位をつける。期限通りに進める。目標を達成する。

これらを徹底して自己管理して進められないと独立は難しいでしょう。

特徴③会計・税務の基礎知識がない

会社運営がどういう風に成り立っているのか、お金の流れを理解していないと独立は難しいでしょう。

会計士や税理士である必要はありませんが、

日商簿記3級~2級の書籍は読んで理解しておく必要はあると思います。

会計士・税理士に任せればいいや、の精神だと失敗する人が多いです。

特徴④勢いが先行する

このフランチャイズ事業は絶対上手くいくと思ってお金をかけて失敗する人も良く見かけます。

本当に儲かる市場ならば競合他社も群がってくるはずです。フランチャイジーを募集する会社は加盟店が増えれば増えるほど儲かります。

従って説明会などでもブルーオーシャンです!とか、儲かります!とか良く言ってきます。 それらの情報に踊らされず冷静に分析する姿勢が必要です。

特徴⑤競合がいないと思い込む

同じ業態の会社がない=ブルーオーシャン、とは限りません。

例えばダイエット関連でも、

フィットネス、痩身エステ、骨盤ダイエット、ヨガ、色々な業態があり、

全て「痩せたい、綺麗になりたい」というニーズを満たそうとサービスを提供しています。

業態が違ってもターゲットが同じであれば全て競合です。

違う業態でニーズを満たしている競合はいないか?しっかりと確認しましょう。

特徴⑥加盟するフランチャイズを間違えている

2020年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」によると、フランチャイザー数は、1,308社、店舗数は254,017店舗、国内に存在しており、毎年増減を繰り返しています。

当然、廃業したフランチャイザーもあり、自分が加盟するフランチャイズが本当に安定した経営基盤なのか注意が必要です。

加盟・開業したのに1年後に本部が倒産した、という話もたまに聞きます。

帝国データバンクや東京商工リサーチなどのデータベースで財務状況をチェックしましょう。

またフランチャイズに加盟するメリットは、その本部の看板を使い集客できる点やノウハウを利用できる点です。倒産しかけている場合そもそもノウハウや知名度、信用力がしっかりしていないので自分も共倒れするリスクが高いです。

特徴⑦自分の能力を過信する

会社員時代に数々の実績を残して起業したけど失敗したという人も多いです。

特に大手企業から独立する人は、注意が必要です。

大手企業にいる社員は優秀な人が多く、周りの人が優秀だからこそ実績が出せるのです。

また、大手企業は信用力が全然違いますし取引先も多いので、ちょっとした仕事の工夫で大きな実績を上げることもあります。

私も会社員時代の実績に大いに勘違いして失敗した人間です。

私個人の信用など皆無なんだと気付かされました。

「自分の能力が発揮できたのは周りのサポートがあったから」

「起業することは全く新しい未知の仕事に就くのだ」

という意識を持つことが大切です。

特徴⑧周囲の反対意見を受け入れない

起業家の共通点を1つ挙げるとすれば「自分で意思決定する」という点です。

逆に意思決定できない人は企業のトップには向いていないでしょう。

しかしながら、自分で決めるんだという意思が強い人は頑固になりやすく周りの忠告を聞かないケースも多くみられます。

反対意見を聴いて客観的に分析、整理して意思決定する姿勢が重要です。

特にフランチャイザーは魅力的に自社の事業を説明します。 その説明だけで意思決定するのではなく周りの意見も取り入れて脱サラするか決めましょう。

脱サラしてフランチャイズで失敗する人【脱サラ後の間違い6選】

特徴①営業が出来ない

フランチャイズに加盟する人に多い勘違いの1つに、始めればお客さんは自動的に集まってくるという思い込みがあります。

確かに大手コンビニチェーンや大手ファストフードチェーンはテレビCMも頻繁にやっているため知名度が圧倒的なので、集客がある程度見込めますが、殆どのフランチャイザーがそうとは限りません。

チラシを配ったり、地域の方と交流したり、地道な営業活動が必要です。

また、最初から売り込み攻勢が物凄い方もいますが、地域の方に嫌がられて長続きしないでしょう。

その事業でどんな価値を提供できるのか、競合他社と何が違うのか、なぜ自分がその事業を始めたのか、自身の言葉で説明できるようにしましょう。

特徴②過去の成功体験を引きずっている

市場は常に変化してきて人も世代が変われば価値観、趣味志向が異なってきます。

自分が過去に実績を出したやり方も通用しないと思った方が良いです。

私は会社員時代、テレアポがメインの営業スタイルでしたが、今はインサイドセールスやマーケティングオートメーション、オンライン商談などテクノロジーを駆使した営業スタイルが確立されてきています。

飲食店などの店舗型ビジネスも、InstagramやTwitterなどSNSを駆使して集客することが浸透してきています。 時代の変化に合わせて自分のやり方も見直す必要があります。

特徴③マネジメントが出来ない

事業によってはアルバイトを雇うケースもあります。アルバイトはその事業を正確に理解していないので、ちゃんとマニュアルを用意して指導する必要があります。

何で分からないのかな?常識だろう?と厳しく指導してアルバイトが定着しない社長もたまに見かけます。

アルバイトが辞めてしまったら自分の手間が増えるだけなので根気強く指導が必要です。

教えなくても動けるようになるまでアルバイトが育てばバイトリーダーとして新人の教育係など任せられるようになり、より自分の時間を作れるようになるでしょう。

特徴④資金調達が出来ない

会社を立ち上げて一番苦労することが販売と資金調達です。

活動さえ続ければ企業の認知率も少しずつ上がっていき販売も安定してきますが、この資金調達が出来なくて廃業する方も多いです。

また黒字倒産といって、販売数はたくさん出ているのに、入金が後で支払いが先行していてそれが払えずに倒産することもあります。

いつでも金融機関に相談できるように収支計画書の作成や金融機関の担当者とコミュニケーションを取るようにしましょう。

また金融機関から借り入れをしなくても、ファクタリングで売掛金を買い取ってもらうなど、現金がすぐ手元に用意できる手法もあるので事前に調べておきましょう。

※ただし販売先の支払い能力など金融機関の与信が通らない場合ファクタリング出来ない可能性もあります。

特徴⑤脱サラ後の生活資金を考えていない

サラリーマン時代に、毎月の支出がどれくらいあるか把握している方もいるとおもいますが、住民税は前年の所得に対する税額を「後払い」で払う必要があります。なので会社員時代の年収が高い人は、ざっくり年収の10%は手元に置いておくことをおススメします。

私はこういった知識もなく脱サラして、住民税の請求が来た時にかなり慌てました。

また、退職時期も6月~12月に退職した場合は納付を一括か分割かの選択が出来ますが、1月~5月に退職した場合、退職時に一括で支払うことになります。

住民税は、前年1月~12月の1年間の所得に対する税金を、翌年の6月から翌々年5月にかけて都道府県と市区町村に納めます。

なので4月に辞めたとしたら5月まで払う予定だった前年分の住民税が給与から天引きされるのです。「え?3月分の最後の給料がたったこれだけ?」と思うことがないように余裕を持った準備をしましょう。

特徴⑥人に頼れない

脱サラして起業する際は1人で何でもやらないといけなくなりますが、優秀な人ほど自分でやった方が早いと人に任せられない場合が見受けられます。仕事を抱え込んでしまって結局サラリーマン時代より仕事がキツいじゃないか!と嘆く方も見受けられます。

いきなり全て任せなくても少しずつ自分の手間が減るように仕事を振っていきましょう。

まとめ

いかがでしたか。

こんなの当たり前だろ、という方もいるかも知れませんが、

普段サラリーマンとして一生懸命に仕事しているとこんな当たり前のことすら見落としがちです。

脱サラする際は十分に計画の時間を設けて検討しましょう。

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この記事を書いた人

プロ営業マン|10年以上培った営業ノウハウを公開 |BtoB営業全国1位→ブラック過ぎて退職→職転々→IT開発に再就職→営業力を活かし副収入450万達成|土日だけで月最高80万
fi LaboとはFinancial Independence Laboの略

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