営業代行とは企業が外部の人に営業業務を委託することです。
近年、人手不足や賃金上昇で優秀な人材を確保するのが困難になっており、
営業代行を募集する企業も増えてきました。
いま営業職で活躍している人は、
そのスキルを活かして収入を倍増させることが出来るため、
営業代行を副業で行うのはおすすめです。
しかしながら営業代行のメリット・デメリット・収入を倍増させるコツがありますので、
この記事で解説します!
では目次をどうぞ。
高単価で稼げる営業代行
営業代行は、モノを作らず商売ができるため低リスクで儲かるビジネスです。
メーカー側のメリットは大量の営業マンを雇わなくて良いという点です。
光通信や大塚商会など卸売をしている企業も、営業代行といえば営業代行かもしれませんが売上5,000億を超える大企業です。
大小含めて多数の営業代行をする会社がありますので、営業代行”業”全体としてはかなり市場が大きいことが伺えます。
営業経験があるなら副業は営業代行がおすすめ
営業代行も、個人でできる時代になり、
営業職の方でしたら営業代行を副業にするのはおすすめです。
筆者も営業代行で月20万~50万を本業以外で稼いでいます。
特に新しいスキルを身に着ける必要はないので、 営業経験さえあれば簡単に取り組めます。
他にも営業代行のメリットを5つに整理します。
営業代行の副業メリット5選
営業代行のメリットは大きく5つあります。
メリット①報酬単価が高い
報酬単価の高さは営業代行のメリットです。
もちろん商材にもよりますが、
高いものだと1件30万を超える場合もあります。
メリット②今すぐに始められる
営業代行は、営業スキルさえあればすぐに始められます。
何か道具を買うこともありませんし、新しく資格がいるわけでもありません。
メリット③他副業と比べて初収入までの時間は短い
営業代行は数ある副業の中でも初収入までの時間は短い方です。
ブログ、Youtuber、動画編集、ハンドメイドなど、他にも副業はありますが、細かい作業の積み重ねだったり、勉強したりすることも多いので、だいたい初収入まで半年~1年はかかります。
営業代行は、営業職の方でしたら初月で受注を取る人もいますし、割と早く成果の出せる副業と言えます。
メリット④無在庫・無店舗・ノルマ無し
これも営業代行のメリットです。
加盟金などもいりませんし、ノルマもありませんからほぼノーリスクで始められます。
ただし研修費用をとるような案件もあるので、特殊な知識が必要な案件は避けた方が収益化までの時間は短縮できます。
メリット⑤人脈が広がる
営業する商材を複数持つと当然、人脈が広がります。
人脈が広がればクロスセルなども期待できますし、
本業の売上にもつながるかもしれません。
商材を通して色々な人と繋がれるのは営業代行のメリットです。
営業代行の副業デメリット3選
逆にデメリットも大きく3つあります。
デメリット①収入は不安定になりやすい
営業代行のデメリットとしてはフロー型収入なところです。成果報酬型の契約ですと受注がなければ収入はありません。毎月の固定報酬をくれる企業もありますが、受注が少なければ契約は解除されると思いますので、半分成果報酬のようなものです。営業は調子が良いとき悪いときがありますから収入にバラツキが出る点は念頭に置きましょう。
デメリット②クレーム処理も必要
営業経験者は少なからずクレーム処理を経験したことがあると思いますが、営業代行でもクレームは起こり得ます。
営業開始するまえに企業側に過去のクレーム例など事前に教えてもらい、
クレームにならないように気を付けて活動しましょう。
デメリット③プライベートな時間は減る
本業以外で営業することになるので帰りが遅くなったり、休日も仕事したりと自分の時間は減ります。ただこれはどんな副業でも同じことが言えますので、致命的なデメリットとは言えないかも知れませんね。タイムマネジメントは意識してしっかり休息もとるようにしましょう。
営業代行で稼ぐ3ステップ
次に営業代行で稼ぐ手順を説明します。
STEP①営業代行のマッチングサイトに登録する
営業代行の仕事が探せるサイトにまずは登録しましょう。
代表的なサイトをここに挙げておきます!
いろんな案件を見た方が良いので複数登録することをおすすめします。
STEP②自分に合った案件を探す
登録が済んだら商材など自分が売りやすい案件を選びましょう。
クロスセルがしやすそうな商材を複数選ぶとより営業も効率的です。
不動産(賃貸)×通信
⇒引っ越しする際についでに通信回線も乗り換えませんか?
このように”ついでに”提案できる組み合わせはないか考えましょう。
逆に相性の悪い組み合わせもあると思います。
投資用不動産×転職
⇒投資用不動産は購入時にローンを組むのが前提となります。転職すると勤続年数がリセットされるのでローンが組みづらくなります。
したがって投資用不動産×転職で営業代行するのは効率的とは言えないですね。
STEP③見込み客と商談して成約に導く
商材や報酬条件など確認し契約ができたらさっそく見込み客に営業しましょう。
見込み客がいない場合は、新規獲得できるところでリスト取りしましょう。
筆者がおすすめするのはGMOビジネスマッチングです。
オンライン交流会で効率的に見込み客リストが取れます。
都内ではビジネス交流会など多数開催されていますが、
客層が違って参加費がムダになるケースもありますので、
こういったオンライン交流会も活用しましょう!
ご参加はこちらから【コネクトミーティング】営業代行の副業を始める際の注意点
営業代行を行う上でいくつか注意点があるので解説します!
本業の顧客リストは使わない
これはもう分別ある営業マンならわかると思いますが、
会社の顧客に個人的に他社の商材を売って報酬を得るのはNGです。
自分が社長の立場で考えれば、”おまえはなにやっているんだ!”て思いますよね。
もしその商材で顧客とトラブルでも起きたら大変ですから。
また、顧客リストを社外に漏らしていることに他なりませんし、
ヘタをすると懲戒解雇もあり得るので気を付けましょう。
会社の就業規則を確認する
政府が働き方改革の一環として副業を推奨してはいますが、
企業によっては就業規則で副業禁止している場合もあります。
もし副業がバレた場合はなにかしら処分されかねません。
就業規則はあまり読むことはないですが、改めて確認しましょう。
守秘義務を徹底する
本業・副業問わず、顧客情報、技術的情報、契約内容、経営戦略など外でしゃべってはいけません。
バレないだろと高をくくって私にべらべらと喋る営業もたまにいるんですが、ホントにやめた方がいいと思います笑
職業にかかわらず守秘義務の徹底は大切ですね。
確定申告を忘れずに
年間20万円以上の所得があれば確定申告は必要です。
20万未満でも住民税の申告は必要なので、副業する人は基本的に申告するものだと認識しておきましょう。
確定申告については税理士に相談するのが一番ですが、所得が少ないうちは自分で調べてやっても良いと思います。
管轄の税務署に相談予約をして行けば色々と教えてくれますから、
経験と思って副業初年度は自分でやってみてはいかがでしょう。
私は現在は税理士にお願いしていますが、最初は自分で申告していました。
収入倍増のコツ4選
収入倍増のコツは4つあります。
- 単価を上げる
- 商談受注率をみる
- 得意分野を攻める
- オンラインを活用する
単価については説明不要ですね。
1件1万円の商材を売るのと
1件10万円の商材を売るのではぜんぜん効率が違います。
同じ商材であれば報酬が大きい案件をなるべく扱うようにしましょう。
商談受注率は、成約数÷商談件数、で計算します。
いくら報酬が大きい場合でも、受注率が低いと何件も商談をこなさなければなりません。
もちろん営業マンの力量で商談受注率は変わりますが、
平均的な受注率は案件を受ける前に確認したほうが良いでしょう。
私の感覚ですが30%を切る場合は、けっこう稼働しないと受注取れない印象があります。
自分がまったく未知の案件の場合は避けた方が良いです。
勉強しないといけませんし、受注率が安定するのに時間がかかります。
本業と競合になる案件はNGですが、近しい案件を選んだ方が軌道に乗りやすいです。
私は、商談はほぼすべてZoomで行っています。
移動時間ゼロ、カフェ代ゼロ、と無駄な経費が掛からなくなりめちゃくちゃ効率が良くなりました。
実際、私のリアルな時給を計算すると20,000円を超えています。
少ない時間で最大の効果が得られるのでぜひオンライン商談に慣れるようにしましょう。
営業代行におすすめの高単価な業種3選
さきほどの収入倍増のコツでも解説したように、
営業代行で稼ぐためにはやはり”高単価な商材を扱う”ことが大切です。
ここでは代表的な高単価商材を紹介します。
おすすめ①投資用不動産
不動産は賃貸と投資用にわかれますが、投資用不動産の方が報酬単価は高いです。私の感覚ですが少なくとも1件20万円以上はもらえます。高級な物件だと100万円以上もらえることもあります。ただしそれなりに不動産投資の知識がないと成約するのは難しいでしょう。私は不動産投資について知識が深くないのでほとんど営業代行はしませんが、もし経験がある方や宅建を持っている方などはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ②転職・人材
転職エージェントの営業代行もおすすめです。転職エージェントの収益は理論年収の約30%が相場なので、年収1000万クラスの転職を決めればざっくり300万は売り上げています。そのうちのいくらかが営業代行の報酬なので、報酬単価は高いです。1件30万円以上は貰える場合があります。ただし、転職は入社後すぐに退職するとエージェントに報酬が払われません。なので、営業代行に報酬が払われるのは試用期間終了後の場合が多いので入金までの時間が長いのが難点です。
おすすめ③IT系
IT系というと幅が広いのですが、ここではネット回線、アプリ、クラウド系サービス、システム開発、サイト制作などがあります。IT系は報酬単価が低いものもありますが、開発系ですと数十万円稼げる場合もあります。それぞれが組み合わせやすいのでクロスセルで1件当たり複数商材を決めて報酬を上げることも可能です。
営業代行の副業でよくある質問
ここでは営業代行をはじめてみたい人からよく聞かれるQ&Aを書きます!
- 本業の会社にバレることはないですか?
- 副業禁止の場合どうすればよいですか?
- 営業代行は何社まで出来ますか?
Q.本業の会社にバレることはないですか?
A.
バレる可能性はありますがいくつか対策法はあります。詳しくはこちらの記事を参考ください。
Q.副業禁止の場合どうすればよいですか?
A.
職業選択の自由があるため、実は会社側は副業を全面的に禁ずることはできません。労働契約上、就業時間外も社員を束縛することは不可能です。ただし、本業に支障をきたす副業は会社側は禁止にできます。過去の裁判の例でも、副業がバレて解雇になった元従業員と争ったケースでは"本業に支障がなかった場合"では会社側が負けているケースが多いです。なので本業に支障があるかないかがポイントで、もし支障がないことがあきらかな場合は会社側に交渉してみるのも良いかもしれません。可能なら、一番おすすめは副業OKの会社に転職です。気兼ねなく副業ができますからね。※参考
Q.営業代行は何社まで出来ますか?
A.
営業代行は何社でもできます。私は8社ほど成果報酬で契約していますが、力も分散しますので、ぶっちゃけコンスタントに売上を出せるのはその内の2~3社です。残りは殆ど結果を出せていません。持っている顧客リストの属性にもよりますが、だいたい個人でしたら2~3社くらいが目安ではないでしょうか。
まとめ
今回の記事は、おすすめの副業”営業代行”について解説しました!
私は営業代行で本業以外でも収入をえることができてQOLがだいぶ上がりましたし、営業経験がある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
Filaboでは初心者でも分かり易い営業スキルについての記事が多数ありますので、もしよければこちらの記事も参考にしてください。